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続・医心方

  • 2016年10月2日
  • 読了時間: 4分

日本における最古の医書・医心方の書物に目を通していくと、1200年前の日本人のとっても

繊細な美容意識がだんだんとわかってきます。

まず大事なのは、『 いかに自然の声に耳を傾けながら生きて行くこと。

「命」あるもの全てが美であるべきだ。 』ということをどうやら訴えているように思ます★

「自然界と同調して生きる」ことが美の基準ってことは。。。

あ。これ、まさに平家物語の文頭にでてくる自然の成り立ちを表す文面だわ。

『 祇園精舎の金の声 所業無業の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす。

おごれる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 

たけきものも遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。』

万物は同じ状態にとどまることなく、すべて変化していく流れがある。

どんなにお金持ちで盛んな人も必ず衰えるし、豪華絢爛に暮らしているのも長くは

維持できないもの。 

人生は夢のようなもので、風にふかれて塵が舞い散っていくようなものだ。というここね〜

老いを恐れず衰えもどうなるか楽しんでみようかな〜っていう芯が出来上がります★

生滅変化の終わりなき循環をくり返す自然界。これと同じ心身肌のひずみやトラブルは、

自然界の流れにそむく不自然な行為を続けた結果だとも考えられています。

もし、その自分の振る舞いに不自然な行為があって、この自然の流れに背いてしまったと

氣がついたら、日本神社に都合よくある「大祓浄めの祝詞」が存在するから大丈夫なんです〜★☆ 

その文面にあるように『人生は何度失敗しても、もう懲りたら祓い清め、流しちゃえば、

再度やり直せるよ』という大きな愛の言葉が在りますから。

なんと大きな愛なのでしょう〜❤︎本当にありがたいです(涙)

お肌トラブルは顔の表皮だけの問題という小さな点なる視線から脱出していき、

わたしたちはいままでの生活全般を省みて、良からぬ行いを正すことをまず美容の

スタートラインとすべき時がきているように思えてやみません!

「お肌のお手入れ、お手当」とはひょっとすると、天地自然との対話術が必要で、

化粧品をただつけるのではなく、くるくる廻る自然サイクルの生命観を感じる力を取り戻すこと。 

自然の声に耳を傾けながら、人生そのものに委ねていくような、『魂丸ごと美容』

という意識拡大することを大切にして、太古の日本文化を学びなおしていけたらいいな〜

と思っています。

自分の魂や命まで意識ができた時、その意識をどんどん広げていき宇宙でどのように自分が

同調しているか、を感じられたらもしかしたら、時空を超えちゃって年をとることを

忘れちゃうんじゃないかな〜(笑)

自然と人間を切り離す近代西洋「自然観」に対して、古代日本は自然は外の物ではなく、

人間を含む自然をひとつかみにするというとらえ方がありました。

参考資料

三戸唯裕(本名高明)のことばより

現代女性の美肌づくりは、非凡さを追求するがため健やかさを

失ってその本道を踏み外しつつあるのではないでしょうか。

かつて古(いにしえ)の日本には巧みな言葉を用いて美肌を表現

する繊細な美意識がありました。平安時代の医学書「医心方」

の美容編には、「清潔な白さ」「豊麗な白さ」「濃艶な白さ」

など幾つもの美肌の理想像が記されており、白肌の概念一つ

とっても現代の"美白"のような十把一絡げの表現とは違い、

その本質は多様なる複雑さを包摂したものだったことがうかが

えます。四季に順応する日本人の素肌の美しさは決して"単調な言葉"などで括ることはできません。

私たち日本人が本来求めるべき素肌美とは、喩えて言うなれば「春には春の無事なる白さ」、「冬には冬の無事なる白さ」の

ごとき平常無難な自然美であり、幽玄なる奥深さを秘めた健や

かな美しさそのものなのです。高度な科学技術に支えられた豊かな現代社会を生きる私たちでは

ありますが、人間の真の幸福が健康で平和な人生を送ることに変わりがないように、素肌もまた

本来あるべき健やかな自然(じねん)の美に立ち帰らねばならないと切に願うばかりです。

 
 
 

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