折り紙の神秘性
- hadazen
- 2017年1月14日
- 読了時間: 3分

こどもの頃の遊びで日本人なら誰でも経験があるであろう「折り紙」は実は宇宙からのエネルギーがたくさん無言で入っていようです。
太古では折り紙は本来、単なる遊びではありませんでした。
おりがみという字を分解してみるとわかるように、「おりかみ」は「折り神」
ともいわれて、神様の神事に関わり、そこには気持ちや魂、宇宙の原理までもがその折に秘められていて、密義とされていました。
おりがみに宇宙観?って不思議に思うかもしれませんが、一枚の紙から、道具も用いらずして練金術師のように鶴、花、船、風船、やっこ等、変幻自在にさまざまなものを作り出すことができます★ 出来上がったおりがみからは、機械的な大量生産の品とは違い、なんともいえない温もりと、折り手の思いが感じられるものです。また、伊勢神宮などで伝わった折りや神折符には不思議なパワーや神秘が宿るそうです。
折り方にも宇宙観
いくつかおりがみを折っていくうちに、一定の法則があることに気がつきます。 常に紙の中心を基準として左右上下を折り合わせていく。。。。。 これだけでも深いものを感じてきますよね〜
例えば、わたしたちの生活の中でもいろいろと意見が左右別れてしまうことがある仲間と、こうして半分、そしてこちらも半分と折ると中心でぴったりと気持ち良くスッと重なり、美しく落ち着きます。 右があるから左があるんだな〜とも思えるし、敵や味方というものではく、それぞれが存在して、在るということを受け入れられる感じ〜。なかなかなものですよね。
折る前の一枚の紙をよく見ると、これから折ることによってさまざまな形を作り出し、なにかを象徴する形を作り出しますが、一枚の紙に変わりはありません。
世の中の混沌とした状況にいるわたしたちは、ここから一切のものを創り出すようにみえますが、所詮一枚の紙は紙。増えもしないし、減りもしない。わたしたちはたくさんのものを創りだしていると思ってはいるけれど、宇宙視線からみると全体となにも変わりはないもであろうか。。。。
たった一枚の紙を目の前に置いて静かに見つめているだけでも、なにか悟りを得たような感覚さえしてきます。
当たり前のすごさに気がつく
初めて折り鶴を見たときは、複雑でとうてい自分にはできそうもないように思えるかもしれませんが、ひとつひとつ順序よくやれば必ず完成することができます。見た目に大変そうな事柄もめんどくさがらずにすこしづつ正しくこなしているうちに、何事も成し遂げることができることをさっします。
「奴さん」を折る場合、四方の角を中央に持ってくるように折りますが、そのためには、まず、紙の上下、左右の辺を合わせるように折って、あらかじめ中央の一点を特定しておく必要があります。
この手順は仕事をするときも似ています。なにをするかの目的を定めて、作業を始める。中心を決めなくては形が作れないんだ〜〜〜って。
댓글